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インドネシアも10月から雨季に入り、バリ島もほぼ毎日雨が降り、肌寒い日が続いております。そのせいか、周りで風邪をひいてる人もちらほら。こんな時期にインドネシア人が必ず購入している有名な漢方薬があります。その名前はトラック・アンギン。インドネシアで有名な長年にわたって老若男女に愛される漢方薬です。

トラック・アンギンとは？
トラック・アンギンは、1940年代に中部ジャワのスマランで設立された漢方薬メーカー、シド・ムンチュルによって初めて紹介されました。当初、この製品は創立者の家族の代々伝わるレシピに基づいて簡素に作られてたジャムー(インドネシアの漢方薬)でした。しかし、時が経つにつれ、シド・ムンチュルはトラック・アンギンを現代的なジャムーへと発展され、製造されるようになりました。1992年、トラック・アンギンは液体パックでの販売を開始し、より便利で飲みやすくなりました。それ以来、その人気は急上昇し、国際市場にも進出しました。ちなみにトラック(Tolak)とはインドネシア語で「拒絶する」という意味で、アンギン(Angin)とは「風邪」という意味です。

通常のトラック・アンギン液状(右)と飴バージョン(左)です。

トラック・アンギンに含まれる成分
トラック・アンギンはインドネシアの伝統的なジャムー(漢方薬)でよく使用される材料が使われています。
ショウガ、インディアン・スクリュー・ツリー、チョウジ、ミント、ウイキョウの実、はちみつが含まれており、臨床試験、亜慢性毒性試験、効能試験に合格し、毎日2袋を7日間以上摂取することにより、持久力を維持することが証明されています。
トラック・アンギンは風邪のほかに、腹痛、吐き気、めまい、疲れ、睡眠不足、発熱、のどの痛み・渇き、お腹の張り、下痢、免疫力の維持に効果があります。

トラック・アンギンの種類

トラック・アンギンには種類がたくさんあります。

１． Tolak Anginトラック・アンギン(黄色いパッケージ)

この黄色いパッケージのものは定番のトラック・アンギンです。箱入りで販売されており、5個入りと12個入りがあります。

２． Tolak Angin Bebas Gula トラック・アンギン べバス グラ

こちらは通常のトラック・アンギンと同じですが、無糖バージョンです。(Bebas gula べバス グラとはインドネシア語で無糖という意味です。)

３． Tolak Angin Flu トラック・アンギン フルー (青いパッケージ)

フルーとはインドネシア語で「風邪」という意味で、このトラック・アンギンは風邪用です。鼻詰まり、頭痛、発熱などに効果的です。黄色いパッケージのトラック・アンギンも風邪に効きますが、早く風邪を治したい場合はこちらのトラック・アンギンフルーがおすすめです。

４． Tolak Angin Linu トラック・アンギン リヌ (茶色いパッケージ)

リヌとはインドネシア語で「疲れ」という意味です。その名の通り、このトラック・アンギンは疲れや肩こり、腰痛などを解消します。寝る前に飲むと翌朝からだが軽くなりすっきりとした感じがします。(私はこれが一番おすすめです)

５． Tolak Angin Anak トラック・アンギン・アナック

こちらは子供用のトラック・アンギンです。

上記のトラック・アンギンはすべて茶色いシロップ状ですが、黄色いパッケージのトラック・アンギンは飴バージョンもあり、初めてトライしてみる方に向いています。トラック・アンギンはそのままでも飲めますが、お湯やお茶と混ぜて飲んでもOKです。

トラック・アンギンはどこで買える？

トラック・アンギンはコンビニ、スーパー、薬局で購入できます。ただ、コンビニだと箱売りではなく小袋で販売されています。もし箱入りのものを購入したい場合は、スーパーまたは薬局・ドラッグストアで購入した方がいいです。

まとめ
肌寒い雨季や風邪の季節になると欠かせないアイテム、トラック・アンギン。インドネシア人ならだれでも知っていて、ほとんどの人が家やオフィスなどにストックしていると思います。昔から有名なトラック・アンギンは風邪や肩こり、疲れなどに効くインドネシアの万能漢方薬です。その他、免疫力の維持にも効くので、毎日飲んでも大丈夫です。味はハーブの味が結構強いです。苦手な方は飴タイプを試してみるといいかもしれません。

＜小山市 エマールグループ＞