パラグアイのクリスマス★

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日本のクリスマスは雪が降ればホワイトクリスマス、冬の季節の楽しいイベントですよね(*^▽^*)

同じクリスマスでも国によって様々。今回はパラグアイと比較してみましょう(^^♪


パラグアイのクリスマスは、南半球に位置する国ならではの“真夏の祭典”として親しまれています。12月は気温が高く日差しも強いため、クリスマスといえば屋外でのにぎやかな集まりというイメージが定着しています。24日の夜には家族や親族が一堂に会し、庭やテラスでバーベキュー(アサード)を囲みながら食事を楽しむ家庭が多く、その際に用意される伝統料理には「チパ・グアス」(とうもろこしのケーキ)や「ソパ・パラグアージャ」(とうもろこしベースの焼き料理)、豊富な肉料理などが含まれます。また、暑さを和らげるために冷たいテレレ(冷水で淹れるマテ茶)やジュースが振る舞われるのも季節ならではの光景です。


パラグアイでは、クリスマスは強い宗教的意味合いを持つ行事でもあります。国民の大多数がカトリック教徒であるため、24日の夜に教会のミサ(ミサ・デ・ガジョ:鶏のミサと呼ばれる深夜のミサ)に参加し、キリストの誕生を厳粛に祝う習慣が根付いています。ミサの後、日付が25日に変わる瞬間には花火が打ち上げられ、街中で爆竹の音が響きわたります。これは家族が集まる家庭イベントであると同時に、地域全体で祝う壮大な祭りの雰囲気を作り出しています。


■ 家々に飾られる「ペセーブレ(馬小屋飾り)」

カトリック信者が多いパラグアイでは、クリスマスシーズンになるとほぼすべての家庭に“ペセーブレ”(Pesebre)と呼ばれる馬小屋飾りが登場します。イエス誕生の場面を再現したもので、家族みんなで飾り付けるのが伝統。

大きいものでは庭に本格的なセットを組み、ミニチュア村のように作り込む家もあります。

ペセーブレは単なる飾りではなく、「家族でクリスマスを迎える準備」を象徴する大切な存在。

12月の家に招かれると、まず最初にペセーブレが目に飛び込んできます。


■ クリスマスを彩る南米フルーツカクテル「クレリコ」

パラグアイのクリスマスで人気の飲み物が、クレリコ(Clericó) と呼ばれるフルーツカクテルです。

白ワインに、りんご・パイナップル・ぶどう・オレンジ・メロンなどのカットフルーツを入れて冷やした、爽やかなドリンク。真夏のパラグアイで飲むクレリコは格別で、涼しさと華やかさが一気に食卓を明るくしてくれます。

子ども向けにはワインの代わりにジュースで作る“ノンアルクレリコ”もあり、家族全員で楽しめるのも特徴です。


一方、日本のクリスマスは宗教的な意味合いよりも、季節のイベントとして、冬の街中はイルミネーションで彩られ、ショッピングモールや商店街ではクリスマスセールが開催されます。日本のクリスマスは家族行事というよりも、恋人や友人と過ごすロマンチックな日としてのイメージが強く、クリスマスイブにレストランやイルミネーションスポットが混雑するのは毎年の光景です。


また、日本特有の食文化として、クリスマスにはチキンを食べる習慣があり、特にフライドチキンチェーンのキャンペーンは日本の冬の風物詩ともいえます(*‘∀‘)

日本では25日が祝日ではなく平日であるため、イブ中心の祝い方が主流です。学校や仕事があるため、家庭でのんびり過ごすよりも、イブに外食を楽しんだり、家でケーキを食べたりといったスタイルが多いかもしれませんね☆彡


両国を比較すると、パラグアイのクリスマスは“家族と宗教的伝統を重視した夏の大祭”、日本のクリスマスは“冬のイベントとしての楽しみ方に重点を置いた現代的な行事”という違いが浮かび上がります。気候、宗教観、文化的背景が祝い方に大きく影響しており、それぞれの国らしさが色濃く表れて興味深いですね!


<小山市 エマールグループ総務課>