バリの伝説的な料理を味わう、ワルン・マク・ベン
2025.11.07
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バリを訪れるたびに、私が必ず行う小さな習慣があります。それは地元のグルメを探し求めることです。神々の島として知られるバリは、確かに美しいビーチや魅力的な文化、そして温かい人々の心で有名です。しかし私にとって、この島の最大の魅力は、島の隅々に散りばめられた食文化にあるのです。私の旅で最も印象的だったのは、サヌールの老舗揚げ魚食堂、ワルン・マク・ベンでの料理です。ワルン・マク・ベンは1941年に設立し、今でもサヌールの人気の食堂となっています。
ある日、私はサヌールで日の出をみた後、ワルン・マク・ベンに立ち寄ってみようと思いつきました。
Googleマップを頼りに、私は海岸から屋台へ向かう細い道を歩いていきました。10分もかからず、緑の看板に「ワルン・マク・ベン」と書かれた文字がはっきりと視界に入りました。建物は簡素で目立たず、注意していなければ見過ごしてしまうかもしれないほどです。中に入ると、すぐにその場の雰囲気に驚かされました。まだ朝早い時間にもかかわらず、木製のテーブルはほぼ満席だったのです。外国人観光客もいれば、地元の家族連れや若者グループまでいました。この屋台の店内は、数十年前からほとんど変わっていません。シンプルなプラスチックの椅子、無地のペンキで塗られた壁、そして客が従業員の忙しそうな様子を覗き見できるオープンキッチン。一部の人にとっては、あまりにも平凡に映るかもしれません。でもこのなつかしさが漂う雰囲気が他の食堂とは違い、私のお気に入りの点の一つなのです。

ワルン・マク・ベンのメニュー
ワルン・マク・ベンの特徴は、メニュー表がないことです。なぜなら、ここで出されるのはたった一つのセットメニューだけだからです。メニューの内容は揚げ魚、魚のスープ、白米、そしてバリ風特製サンバルです。揚げ魚は外側はカリッとしかっりあげられ、中はホクホク、セットのサンバルと食べる病みつき間違いなし。スープは少し辛いですがこれまた揚げ魚と一緒に食べるのにぴったりでごはんが進みます。そしてこのスープにはきゅうりが入っているというユニークなスープで、オーナーが自ら生み出したレシピだそうです。ただし、食べるときは揚げたてなので熱さに気を付けてください!
1941年から変わらないメニューと味、笑顔が素敵な優しいスタッフ達、そしてどこか懐かしいお店の雰囲気。このすべてが今でもたくさんの人を魅了しているのだと私は思います。
ワルン・マク・ベン(Warung Mak Beng)
住所 : Jl.Hang tuah No.45, Sanur
電話番号 : (0361)282633
営業時間 : 08:00~22:00
メニュー価格 : Rp55.000
ここで食事をしたい方は、ランチタイムよりも早くもしくは遅く来るなど時間をずらした方が席を確保できる確率が高いです。

まとめ
もしバリ島に来て、サヌールに行く予定がある方は一度でもワルン・マク・ベンに寄ってみることをお勧めします。今の時代、バリでは80年以上も同じレシピで営業を続けている食堂は滅多に見かけません。1941年から現在に至るまで、このシンプルなメニューは様々な時代、様々な世代を乗り越えてきましたが、今もなお多くの人達に愛され続けられているのです。バリ島の懐かしい昔ながらの雰囲気を楽しみたい、バリ島ならではの魚料理を食べてみたいなら、ワルン・マク・ベンはお勧めの食堂です。
<小山市 エマールグループ>
