バリ島の犬事情

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バリ島ではそこら中に犬がいます。日本と違い、バリでは飼い犬も野放しにしているので、飼い犬も野良犬もそこら中でうろうろしたり、道端で昼寝したり、他の犬たちと集まって遊んだりしています。そして、バリ島ではバリにしか生息していない犬種もいます。

バリ島原産の犬種と特徴


バリでよく見かける犬は主に瘦せ型で、鼻が長く、毛が薄くて、背も高い中型犬が多いです。この特徴の犬もバリ犬の一種でチチン・カチャンと呼ばれています。(チチンはバリ語で「犬」という意味で、カチャンは「豆」という意味です。)しかし、年々いろんな種類とミックスされていて、純血のチチン・カチャンは減ってきているそうです。この犬種のDNAはオーストラリアの野犬のディンゴです。そしてもう一つ、キンタマーニ・ドッグという犬種もいます。キンタマーニ・ドッグとはバリ島キンタマーニ村原産の、スピッツ系の血を引く犬種で、バリ犬の一種とされています。キンタマーニ・ドッグは近年ではブランド化が進められています。この犬種はチチン・カチャンよりも毛が長く、立ち耳、巻き尾または垂れ尾が特徴です。バリ島では多くの犬が放し飼いや野良犬で、その多くはチチン・カチャンというバリ犬です。

チチン・カチャン



バリ犬の役割


バリではほとんどの犬が放し飼いで買っている人がほとんどです。飼い主や一人以上の人間に世話されることもあれば、自由に歩き回り祭りやお供え物の残りや人の食べ残し、またボランティアからの食糧や医療支援を受けているのである程度自立しています。そして、バリ犬はバリ人の生活にとっても大きな役割を担っています。バリ犬は家の番犬として、あるいはネズミや蛇など人間に害をもたらす動物を追い払ったり、観光地やお店などのコンパニオンアニマルとして、そして食べ残しや儀式で残されたお供え物などを食べ、島の食品廃棄物を減らすなどの役割があります。バリ犬は野生環境と人間環境の中間で生きるユニークな存在なのです。


 

キンタマーニ・ドッグ


バリ犬で気を付けておきたいこと

道のいたるところにいるバリ犬。中にはフレンドリーで人間慣れしているバリ犬もいますが、嚙みついたり追いかけたりするバリ犬もいるので注意しなければなりません。しかし、ほとんどのバリ犬は野放しにされているのでどれが飼い犬か野犬か区別がつかないことがあります。もしバリで道を歩いていて放し飼いの犬や飼い犬がたむろしている場所を通らなければならない時、犬好きの方でも吠えられたり、威嚇されたり、吠えながら追いかけられたら怖くなってしまいますよね。そこで、そんな場合の対処法は

1. 犬の方を見ない、目を合わせない。

2. 冷静に、落ち着いて通り過ぎる。

3. 走らない。

4. 石や物を投げて威嚇しない。

5. ひたすら無視して、気にせず通り過ぎる。

とにかく落ち着いて、怖がらず、犬の方を見ず危害を与えなければ何もしてきません。敵じゃないと分かれば引き下がってくれます。それでも怖い場合は遠回りになりますが、犬が少ない道を通るなどです。しかし、もし万が一、犬にかまれたりしたらすぐに病院に行ってください。


子犬のキンタマーニ・ドッグ

まとめ


バリのいたるところにいるバリ犬。バリにしかいない犬種もいて、観光客の中には観光の思い出として連れて帰る人もいるそうです。バリではほとんどの犬が放し飼いにされ、人間にもフレンドリーな犬はたくさんいますが、吠えたり、追いかけたり、噛みついたりする犬もいるので気を付けなければなりません。しかし、なつくとすごく甘えてくるのでかわいいです。バリに来たらぜひワイルドにたくましく生きるバリ犬たちの生活も垣間見てください。


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