オゴ・オゴ 静寂の日の前夜のパレード
2025.08.22
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今回のブログはバリ島の張りぼて「オゴ・オゴ」についてです。
ニュピの前夜にはオゴ・オゴという大きな様々な鬼の形をした張りぼてが街
を練り歩きます。オゴ・オゴは各村で作られており、村ごとに様々な特徴や芸術性が見えるのが見どころです。
オゴ・オゴの見どころ
1) 巨大なオゴ・オゴの裏にある意味
オゴオゴは単なる観賞用の像ではありません。巨人や悪魔、あるいは現代的な問題を風刺したものなど、さまざまな形のものがあり、創造的でメッセージに満ちています。
2) 並外れた情熱を持つ若者たちによって作られたオゴ・オゴ
オゴ・オゴはバリの各村の若者コミュニティが数週間かけて作ります。
材料は竹、コルク、再生紙、ランプ、それに機械技術まで使うところもあります。
このオゴ・オゴ作りは、バリの若い世代の才能と結束力のショーケースでもあるといえるでしょう。
3) バレガンジュールの心を震わせる音楽
バレガンジュール(ガムランの音楽隊)の演奏が始まると、雰囲気は一気に盛り上がります。太鼓、チェンチェン(インドネシアの伝統的な楽器のひとつで小型のシンバル状の楽器)、ゴングの音が組み合わさって、バリの夜の鼓動のようなリズムを生み出します。音楽は速く、激しく、観客のエネルギーを燃え上がらせます。
4) 創造性を競うイベント
デンパサールやギアニャールのようないくつかのバリの都市では、オゴオゴはコンテストで競われます。各村の若者たちは、デザイン、動き、その背後にある物語に至るまで、最高のオゴオゴを作るために競いあいます。
5) 悪霊とともに燃やされるオゴ・オゴ
パレードの後、オゴオゴは燃やされます。燃やすことは、オゴ・オゴに取りついた悪霊を払うだけではなく、邪悪な魂を破壊し、翌日のニュピを清らかな魂の状態で過ごせるようにすることを象徴しています。
バリ島でオゴ・オゴを見てみたいなら
開催日 : ニュピ前夜(日にちは毎年違いますが大体3月頃です)
開催地域 :デンパサール、ウブド、タバナン等
オゴ・オゴ見る前に憶えておきたいこと:
- 準備の様子を見るには午後5時頃に到着すること。
- カメラをお忘れなく!
- 控えめな服装(伝統に敬意を払いたい場合は、サロンとショールを着用すること)。あと人がたくさん集まるので、飾りがついた服などは引っかかったりする恐れがあるのでなるべく避けた方がいいです。
- 地元の人や宿に最寄りのパレードルートを聞いてみましょう。
- パレードを尊重すること:パレードのルートに近づいたり、邪魔をしたりしないこと。
まとめ
オゴ・オゴは単なるパレードではなく、バリのスピリチュアルでダイナミックな文化を反映しているといえるでしょう。
ニュピは、バリの人々が人生を振り返り、過去一年の反省と、今後一年の過ごし方について考えるリセット地点ともいえます。バリ島の伝統に直接触れ、バリ島の静寂の夜と珍しいお祭りを楽しむ貴重な機会にもなります。1年に1度きりのバリ島の祝祭に1度参加してみませんか?
<小山市 エマールグループ>