ルワック・コーヒー ジャコウネコの糞からできた高級コーヒー
2025.11.17
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インドネシアにはルワック・コーヒーという有名なコーヒーがあります。なんと、ルワック・コーヒーはジャコウネコの糞からできているコーヒーなのです。
ルワック・コーヒーはスマトラ、ジャワ、バリ島で収穫されるコーヒーで、ルワック・コーヒーのルワックはインドネシア語でジャコウネコという意味です。
独特の香りを持ち、産出量が少ないその希少性により、高額な値段で取引されているのです。

ルワック・コーヒーの歴史
19世紀のオランダ植民地時代、現地の農民は個人消費のためのコーヒー豆の収穫を禁じられていました。コーヒーが飲みたくても飲めない状況で、もし栽培したコーヒーを飲んだのが見つかれば死刑にされてしまうほど。しかし、彼らはジャコウネコが食べたコーヒー豆を排泄した後に、洗浄・焙煎すると非常においしいコーヒーを作れることを発見しました。これがジャコウネココーヒーの起源なのです。
ルワック・コーヒーはどうやって作られるのか
このコーヒーの特徴は、ジャコウネコの胃袋内で行われる自然発酵プロセスにあります。ジャコウネコかなりグルメで、熟した高品質のコーヒーの実のみを摂取します。そして消化器官内で天然酵素が苦味の原因となるタンパク質を分解し、より滑らかで柔らかく、独特の香りを帯びたコーヒー豆を生み出します。
排出されたコーヒー豆は回収され、洗浄、乾燥、焙煎を経て、淹れやすいコーヒー粉に挽かれます。なので、衛生上は問題ありません。
ルワック・コーヒーを買ってみよう
ルワック・コーヒーはお土産としてもポピュラーなので、バリのスーパーならどこにでもあります。様々なルワック・コーヒーのブランドがあり、値段はRp130,000~250,000程でブランドや量によって様々です。最近はルワック・チョコレートというジャコウネコにカカオを食べさせて、それで作ったチョコレートという珍しいものもありますので見つけたらセットで購入してみてはどうでしょうか。
ルワック・コーヒーを飲んでみよう
バリでルワック・コーヒーを飲めるカフェなどももちろんあります。そこでいくつかオススメを紹介します。
1. Bali Purina(バリ・プリナ)
ウブドにあるバリ・プリナはコーヒー農園があり、栽培から醸造までコーヒー作りを見れます。ここはルワック・コーヒーを売りにしていますが、バリコーヒー、ジンジャーコーヒー、ココナッツコーヒー等様々なブレンドを試すことができます。美しい農園を見ながらぜひここでコーヒーを味わってみてください。
住所 :Jl. Raya Pujung Kaja, Sebatu, kecamatan Tegallalang, Gianyar, Bali 80561
営業時間:09:00~17:00
2. Balistar Coffee(バリスター・コーヒー)
こちらもウブドにあるルワック・コーヒーが有名なカフェ。こちらはバリ・プリナよりもウブド市場に近いので、ウブドで買い物・探索した後寄ってみるのもいいですね。ここには本物のジャコウネコもいます。値段も1杯Rp50,000~Rp150,000とほかのところよりは少しお手頃かもしれません。あと、こちらはバリ式のおうちの一角にカフェを開いているので、よりバリのローカル雰囲気を楽しみたい方にも向いているんじゃないでしょうか。ここでもルワック・コーヒーのコーヒー豆を売っていて、パッケージが可愛いのでお土産にピッタリです。
住所:Jl.Karna No.14, Ubud, kecamatan Ubud, Gianyar, Bali 80571
営業時間:09:30~19:30

まとめ
ジャコウネコの糞からとれるルワック・コーヒー。最初糞から作られたコーヒーと聞いたときはびっくりしましたが、味は普通のコーヒーと違いまろやかで美味しいです。バリ島(特にウブド)にはルワック・コーヒーを取り扱っているカフェが多く、バリ島のスーパーなどどこにでも売っているので、ぜひバリに来たときはお土産として買ってみてください!
