日本の見聞録 え~~?そうなの? この違いって何?
2024.12.04
株式会社エマール広報担当 MADAM Hです。 日ごとに秋の気配を感じる今日この頃、
皆さんいかがお過ごしでしょうか? お変わりありませんか? 暑すぎる夏も終わり、体に
優しい季節になりました。 日本の秋は、だんだん暑さが和らいで涼しくなり、
過ごしやすくなっていく気候が特徴です。 夏に比べて日照時間が短くなり、昼と夜の気温差も
大きくなり、夜の時間が長くなる季節です。
多くの種類の飲み物、スウィーツが売られています。 代表的なものを挙げてみましょう。
カフェ・オ・レ、カフェ・ラ・テ、ミルクコーヒー、カブチーノ等は、一見同じように見えますが
似て非なるものと言えます。店によってネーミングが色々で紛らわしい事もありますね。
カフェ・オ・レと注文したら、メニューには、カフェ・ラ・テと書いてあり、慌てて訂正する事は
ありませんか? カフェ・オ・レはフランス語、カフェ・ラ・テはイタリア語、ミルクコーヒーは
英語なのです。 各言語で訳すとこのようになりますが、使うコーヒーが違います。
カフェ・オ・レは普通のドリップコーヒーに温めたミルクを入れますが、カフェ・ラ・テは
エスプレッソ(沸騰の蒸気圧を利用して抽出したもの)コーヒーを使っています。
中身の分量の違いがあるようで、味も違いますね。 カプチーノは、泡立てたミルクを
上から注ぎ、イタリアのどこのバルにでも、泡出て専用機があります。
フェ・オ・レは、コーヒーカップではなく、朝食時にそれ専用のボールで頂きます。
その日の気分に合わせて、飲み比べてみて下さいね。
色々なデザートも代わるがわる、登場しています。 パンナコッタ、ブラマンジェ
杏仁豆腐等と,これまた似て非なるものと言えます。杏仁豆腐は形が他の2つとは
違った形で、提供されますから、間違える事はありませんね。パンナコッタはイタリア語
ブラマンジェは、フランス語です。見た目は本当によく似ています。最初単に、何語で
言っているか?だけの違いだと思っていました。「ブラマンジェ」とはフランス語で、白い(blanc)食べ物(manger)という意味です。フランスではとてもメジャーな
デザートです。フランスのランドック地方やモンペリエで作られたお菓子で「アーモンドの
豆腐」とも呼ばれ、アラビア人がアーモンドと砂糖で作ったものが始まりとされています。
ヨーロッパでは7~8世紀頃、高級な料理の材料として使われるようになり、
18世紀になると料理人のアントンカレームがデザートにしました。 意外なことに、
最初はデザートではなく、お肉が入った食べ物だったそうです。 砂糖を入れ沸騰させた
牛乳に細かくしたアーモンドを入れ、しばらく放置し布で漉して、ゼラチンと生クリームを
加えた後、冷やし固めたら完成です。食べる時にフルーツソースを添えて食べることも
多いです。
このブラマンジェと並び、冷たく白いプルプルのデザートで思い出されるのが、パンナコッタやババロアです。見た目はとても似ており、見分けがつきません。でも、発祥の地や材料など、違うところがあります。イタリアのお菓子でパンナ(panna)は生クリーム、コッタ(cotta)は煮つめると言う意味です。
基本の作り方は、生クリーム・牛乳・砂糖を煮詰め、
バニラやラム酒などで風味をつけたら、ゼラチンで固めて作ります。ミルクプリンのような
食感で。ベリー系のソースやチョコレートソースが添えられていることも多いです。
日本でも昔から親しまれている、「ババロア」はフランスのお菓子です。 フランス語で
「バイエルンの」を意味し、一説によるとドイツのバイエルン王国の貴族のために
考案されたと言われています。 卵・牛乳・砂糖・生クリームを混ぜたものをゼラチン
で固めて作ります。 ババロアは泡立っているものが多いので、ふわふわとしたムース
のような滑らかさで、ブランマンジェと違うポイントは、全卵を使うところです。なるほど、
色もほんのりクリーム色です。
ただ出されただけだと、どれかわからないかもしれませんし、作っている方もどこまで知っている
か不明です(笑)。 今は、コンビニでも簡単に手に入れることができるので、試して見てくださいね。